今年2023年6月10日、全仏オープンでグランドスラムを初制覇した小田凱人さん。
そこから一目散と話題の人物となり、いま旬のテニスプレイヤーの1人です。
今回、話題となっている小田凱人さんが幼少期に罹った病気や、現在の様子について調べてみました。
小田凱人さんは「実は歩ける」という情報も一緒にご紹介します。
小田凱人のwiki経歴プロフィール

名前:小田凱人(おだときと)
生年月日:2006年5月8日
年齢:17歳(2023年6月現在)
出身:愛知県一宮市
高校:N高校
所属:東海理化
現在17歳の小田凱人さんは、現役高校2年生です。
小学校低学年の頃は、プロサッカー選手になりたいという夢があり、サッカー少年だった小田凱人さん。
ただ、9歳の時に左脚に骨肉腫を発症し、左脚の股関節と大腿骨の一部を切断する手術を行いました。
手術を受け、完全に膝が使えなくなった小田凱人さんは、夢だったサッカー選手を断念し、車椅子テニスに転向へ。
脚が自由に動けない中でも、スポーツを始めたかった小田凱人さん。当時はスポーツ少年だったのでしょうね。
プロの車椅子テニスプレイヤーを目指すために、苦しい手術やリハビリに耐えた小田凱人さん。
その努力も実り、様々な大会で何度も優勝するなど、高校生ながら数々の功績を残しています。
小田凱人は実は歩ける!歩いている動画や画像は?
車椅子テニスプレイヤーの小田凱人さんは、実は歩ける事も判明しています。
短い距離なら歩けるが、長距離の場合は車いすを使用する。
引用:https://paraspoplus.com/sports/11185/
ただ、健常者のように歩けるのではなく、杖を使って短い距離なら歩ける程度との事です。
また、車椅子だけだと、脚の力が弱くなっていくため、人目につかない所で歩くようにしている様です。
左脚が自由に使えない分、リハビリも兼ねて歩いているとのこと。
手術後、数年経ったとは言えど、大手術をしたのだから今も痛みはあるはず。
それでもリハビリで歩く小田凱人さんは、本当に努力家だと思います。
小田凱人の歩く動画や立つ画像は?
実際に小田凱人さんが、歩いていたり立っている画像があるか、調べてみました。
どうやら、元プロテニスプレイヤーの松岡修造さんと、立って写真を撮っていた事が分かりました。

また、歩いている動画は見つかりませんでしたが、画像を発見しました。

こちらは、杖で歩いて練習所に向かう小田凱人さんです。
立ち姿勢が良いことから、やはり普段少しずつ歩いているのでしょうね。
小田凱人が発症した骨肉腫とは一体どんな病気?

小田凱人さんは、小学3年生、9歳の時に骨肉腫を発症しました。
※骨肉腫は骨に発生する悪性腫瘍(がん)の中で最も頻度の高い代表的ながんです。10歳代の思春期、すなわち中学生や高校生くらいの年齢に発生しやすい病気ですが、約3割は40歳以上で発生します。日本国内でこの病気にかかる人は1年間に200人くらいであり、がんの中では非常にまれな部類に入ります。
がん情報サービス
日本国内で、発症するのは1年間に200人ということで、かなり稀な病気になります。
主な初期症状は、「骨肉腫が発生している場所の痛みや腫れ」となります。
小田凱人さんも、小学3年生の時に、左脚に違和感を感じた事がきっかけでした。
その違和感は、「靴下も履けない痛み」だったそう。
すぐに病院に行き「骨肉腫」という病気が発覚。その日に即入院が決まりました。
そしてあれよあれよと左脚の股関節と大腿骨の一部を切断する手術、そして股関節に人工関節を取り付ける為、左の腹直筋を太ももに移植するといった大手術を受けることに。
手術後は、とても痛く、毎日泣いている日々だったそう。
そんな少年が、後にテニスプレイヤーとして活躍していくのは、当時考えられなかったでしょうね。
小田凱人|骨肉腫発症から世界大会優勝へ!

当時、サッカーが好きで、スポーツが大好きだった小田凱人さん。
手術後は自由に身体を動かす事も出来ずに苦痛だったに違いありません。
そういった事もあってか、担当医に様々なパラスポーツを勧められる中、当時ロンドンオリンピックに出場した国枝慎吾選手の活躍している姿に目が留まりました。
そこから、車椅子テニスの魅力に引き込まれ、ベッドの上で素振りをするなど、本格的にトレーニングを行いました。
10歳の時の「二分の一成人式」では、将来の夢が「車椅子テニスで世界一になること」だと発表。

11歳の時にガンが肺に転移し再発するも、手術や抗がん剤治療を受け、乗り越えました。
その後、トレーニングを重ね、14歳ではジュニア世界ランキング一位に。
15歳の時には、プロに転向し、16歳で史上最年少のグランドスラム 全仏オープン出場する事となりました。
そして、今年2023年6月10日、全仏オープンでグランドスラムを初制覇し、その後史上最年少の17歳で世界ランキング1位が確定しました。

沢山の痛みや苦しみを乗り越え、やっと手に入れた優勝は、言葉に出来ないほどの想いでしょうね。
10歳の時に将来の夢で話した「車椅子テニスで世界一になること」が、7年で達成できた事は努力の賜物ですね。
小田凱人が英語ペラペラでイケメンすぎると話題に
小田凱人さんは、実はペラペラな英語が話せるんだとか。
2023年1月の全豪オープンでのスピーチでは、通訳無しの英語で話されていました。
17歳の若さで、ここまで英語が流暢に話せるのは凄いですよね。
この英語をペラペラ話す小田凱人さんの姿に、テニスファンもメロメロになっていたんだとか。
確かにビジュアルも顔がくっきりしていて、イケメンですよね。
帰国子女なのかな?と思うほど、綺麗な英語を話されている小田凱人さんですが、生まれも育ちも日本。
どうやら、1つの勉強方法としてSNSを活用して英語を学んでいるんだそう。
海外ツアーを転戦しているので、英語で書くようにしていますね。フランス語やスペイン語は翻訳ソフトを使って。海外の選手が日本語で書いてくれたらうれしいなと思っているのでトライしています。英会話は成長したかなと思うけど、グランドスラム(のスピーチ)で話せるかって言われると……、緊張しちゃいます(笑)。
web Sportiva
インタビュー内では、自身の英語力について謙遜されているようですが、自信満々に話せると言ってもいいくらい、とても上手な英語でした。
テニスだけでなく英語もペラペラ。まさに文武両道ですね!
小田凱人は実は歩ける!骨肉腫発症から現在の様子まとめ
今回は、今年の全仏オープンで優勝した、小田凱人さんについて調べてみました。
珍しい骨肉腫という病気にかかった小田凱人さんでしたが、様々な治療やトレーニングを重ね、努力の末優勝ができました。
また、小田凱人さんは短距離なら歩けるという事も分かりましたね。
史上最年少の世界1位となった小田凱人さん。今後の活躍がますます楽しみですね!